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中学歴史・年代暗記④
平安時代
中学生:社会 歴史の年代暗記 ④
今回は、語呂合わせの意味と暗記文の活用の仕方について説明します。
語呂合わせは、記憶術の中で最もよく使われるものの1つです。今回の暗記文で見てみましょう。「1017年・遠いな よりみち せっしょうな」/これを、「1017年に藤原頼通が摂政になりました。」と暗記するのは大変です。「藤原頼通が摂政になった」は覚えられても、1017年はなかなか記憶できません。人間の脳は、意味のない数字やひらがなの羅列は忘れるように作られているからです。そこで、この意味のない数字の羅列に意味を持たせたのが「語呂合わせ」です。では、どんな語呂でもいいかというと、そうはいきません。より記憶に残りやすく、事実を伝えている方がいいに決まっています。例えば、1017年を「異例な(いれいな)」頼通、摂政だ」としてもいいのですが、こうすると、頼通が摂政になったのは「異例」だと勘違いしてしまいます。「遠いな 頼通 摂政な (遠いな 寄り道 殺生な)」なんて、遊び心でイメージまで組み込んだ語呂合わせ、なかなか凄いですね(これは既に使われている語呂を生かしたものです)。
今回の語呂合わせで、時代背景や事実と合わない語呂は、「入れ歯見つけた」と「いい胸毛」です。これらは、インパクトがあるので採用しました(オリジナルではありません)。まさか「後三年の役で清原氏が入れ歯を見つけました」なんて解釈しませんよね。「平清盛がいい胸毛をしていた」って思ってしまうことも無いですよね。従って、『明らかに事実でないよね』ってもの以外は、暗記文は『歴史的事実を伝えている』と解釈してもらってもいいと思います。暗記文を覚えていたら、テストで何となく選んで正解するようなことが起こるかもしれませんよ。
カバー写真 「秋の鴨川と北山2」 waseino kumasensei

中学歴史・年代暗記➂
飛鳥~平安時代
中学生:社会 歴史の年代暗記 ➂
暗記文の語呂合わせについて。
1⃣.完全なオリジナル(今回の暗記文で、少し解説をします。)
★イメージを意識したオリジナル…「907年・暮れなずむ唐の国も滅んだよ」(解説:隋を引き継いだ唐は、初めから中央集権の進んだ国家でしたが、国内の反乱などにより次第に衰えていきます。滅びそうでもなかなか滅びずに続いていましたが、907年についに滅びてしまいます。この様子を、私が高校生の頃の頃に流行った「海援隊」の『贈る言葉』「暮れなずむ町の~」を思い出しながら、句にしました。鼻をつまんで、武田鉄矢さんの歌真似をしていたなあ~。)
★苦し紛れのオリジナル…「936年・高麗は半島統一草むしり」(解説:935年に新羅王を降伏させ、後百済を滅ぼし、国をまとめてもう雑草が生えないように根本から抜き、強い国を作ろうとした。という草に例えた苦し紛れの解説です。)
2⃣.有名な語呂合わせ…「794年・鳴くよウグイス平安京」のような、有名な語呂合わせは、既に知っている人が多いと思います。従って、有名なもので既に知っていそうなものは出来るだけ変えずに「5・7・5」に組み込みました。
3⃣.時代背景と合っていないが、インパクトがあり有名語呂合わせ…「1582年・いちごパンツの本能寺」のような「そんなはずないやろ!」って分かるようなものも、出来るだけ「5・7・5」に組み込みました。
2⃣・3⃣以外のものは、時代背景を意識したり、イメージが浮かんでくるようにしたり、関連語句を入れたりして七五調にととのえました。既に使われている語呂を生かして作ったものだけでなく、完全なオリジナルもかなり入っています。暗記文を覚えたら、時代背景や関連語句などが知らないうちに身につく仕掛けもたくさん入っています。暗記文に解説はつけていませんので、何か気になったことがあれば調べてみてください。そして、仕掛けに気が付けばコメントしてください。必ずお返事いたします。また、もっといい暗記文を作った人は、是非ご紹介願います。

中学歴史・年代暗記➁
中学生:社会 歴史の年代暗記 ➁
なぜ、七五調が記憶に残りやすいの?
それは、日本人にとって七五調は心地よいリズムを伴っているからです。日本人は、日本語を学び、無意識のうちにこのリズムを感じ取って生活してきたからです。このリズムは、2音1単位を基盤とする4分の4拍子のことです。心地よい日本語の韻文は、休音・長音を含め、1句(1小節)が8分音符にして8拍からなる4拍子を形成しています。
4分音符を「タン」・8分音符を「タ」・4分休符を「ウン」・8分休符を「ウ」と表記すると、五・七・五のリズムは基本的に、「|タタタタタンウン|タタタタタタタン|タタタタタンウン|」となります。
暗記文をあてはめてみます。645年大化の改新「むしごはん/つくっていわう/しんせいじ」だと、「|むしごはん・・・|つくっていわう・|しんせいじ・・・|」となり、基本パターンにあてはまります。663年白村江の戦いだと、「|はくすきのえ・・|たたかいやぶれ・|きろむざん・・・|」で、1小節目が6泊+休符が2泊となりますが、リズムは崩れません。668年高句麗が滅びるだと、「|こうくりも・・・|むろん・やっぱり|ほろんだよ・・・|」とすると、しっくりいくと思います。(8分休符を「・」と記しました)
慣れてきたら、句のイメージに合わせて「|強弱強弱強・・・|強弱強弱強弱・|強弱強弱強・・・|」で詠んでみたり、スイングのリズム(跳ねるリズム)に乗せてみたりしてみてください。一層楽しくなりますよ。

中学生:社会 歴史の年代暗記一覧表
歴史の年代暗記を作成しました。5・7・5のリズムに合わせて、暗記文を覚えると、年代・時代背景・教科書の重要事項が覚えられるようになっています。赤字は、最重要年号で、青字は重要年号です。主なことがら・関連事項・説明などに入っている語句も、最重要事項は赤文字・重要事項は青文字になっています。高校受験対策としては、赤文字・青文字の部分は是非覚えておいてください。年号が問われることはめったにありませんが、歴史の流れをつかむ大きな手掛かりになります。また、受験では外国の出来事も含めた年代順に並べる問題がよく出題されます。そこで、この年表では日本の歴史と海外の出来事を同じ欄にならべました。そして、関係している主な国を左に載せました。直接関係のある出来事は、ーでつなぎ、そうでない時は間をあけて記入してあります。